ビタミン不足になるとストレスを溜めやすい？

現代はストレス社会であり、ストレスを上手く解消したり溜め込まないことが重要とされます。このストレスは栄養素によっても左右される要素であり、ストレスと上手くつきあうためには栄養面にも気をつける必要があります。

体に強いストレスを感じた際に、大量に消費される栄養素があります。それはビタミンCです。ビタミンCはただでさえ多機能な栄養素故にできるだけ多く摂取しておきたいものですが、ストレスを感じた際に大量消費されるため食事からは摂りきれないほどのビタミンC摂取が勧められています。

ストレスを受けた際にビタミンCは緩衝材のような働きをしているとされており、現在でもその詳しいメカニズムははっきりしていないのですが、ストレスを受けるとビタミンCが大量に消費されることだけは実験によってもはっきりわかっています。

このビタミンCが不足するとストレスの影響が大きくなる他、ストレスによって交感神経が刺激され、その結果大量に放出された活性酸素による害も深刻化します。

ビタミンCは本来の働きのために必要な量以上の摂取があると、余った分は抗酸化物質のような働きをします。抗酸化物質は活性酸素からの攻撃を受けて、体の細胞の身代わりとなる成分です。

活性酸素から身を守るのに非常に重要なもので、ビタミンCが不足するとこの働きも弱まるのです。そのためがんや動脈硬化など活性酸素によってもたらされる大病のリスクも増加してしまいます。