野菜に含まれるカロテノイドとは?

野菜は栄養豊富であり毎日の食事に一定以上取り入れるべきと言われていますが、実際に野菜を食べないとなかなか摂れない栄養素というのが数多くあるものです。

 

植物に含まれるカロテノイドもその一つで、野菜の中でも色の濃い緑黄色野菜を食べるべきと言われるのはこのカロテノイドが多く含まれるからです。

 

カロテノイドとは植物に含まれる色素であり、単一の成分を示す言葉ではなくカロテノイドに分類される色素はいくつかあります。

 

最も我々に身近なカロテノイドはベータカロチンで、にんじんやカボチャと言った緑黄色野菜に豊富に含まれます。このカロテノイドは植物が紫外線の害から身を守るために備えている色素で、人間がこれを摂取すると選択的にビタミンAへと変換されます。

 

この選択的にと言うのが重要なポイントで、摂取したカロテノイドがすぐさまビタミンAへと全て変換されるのではなく、体内で必要な量に応じて変換されるのです。ビタミンAは代表的な脂溶性ビタミンで、体の中の脂肪分に溶け込み長期間保管されます。

 

従って過剰摂取は長期にわたる過剰症を招き、特に催奇形性があるため妊婦の方には厳格な摂取制限が課せられるものと思いますが、カロテノイド経由でビタミンAを摂取する限りは過剰症の問題が起こらないのです。

 

ビタミンAは一般的に摂取しづらい栄養素ではありますが、その一方でビタミンAが多く含まれるレバー等の食材には極端すぎるほど多く含まれており、適量摂取するのが難しいものです。

 

しかしカロテノイドからビタミンAを摂取するよう心がければ、摂取不足・過剰摂取どちらの心配もいりません。

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